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  • 03/29/14:59

10.31.21:34

CDS信認損なわれる恐れ EU首脳会合、ギリシャ国債50%減免合意(SankeiBiz)他

ISDAの法律顧問が
「ギリシャ国債の50%減免は自発的なため、クレジットイベントに当たらない」
と発言。

「こんな状態でもクレジットイベントにあたらないんじゃぁ、CDSを買う意味がなくなる」となってしまうのは当然の展開。

アイフルみたいにあとでISDAが判断をひっくり返す場合もあるけど、今回はそのままなんだろうな。

ちなみに
▼ISDA Updates Greek Sovereign Debt Q&A(2011/10/27)
の中にあるこのPDFファイルが元?

■CDS信認損なわれる恐れ EU首脳会合、ギリシャ国債50%減免合意(SankeiBiz)
欧州連合(EU)が合意した債務危機の解決策によって、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場の信認が損なわれる恐れがある。

 EUは27日の首脳会合で銀行が保有するギリシャ国債について50%の減免を受け入れる合意が成立したと発表した。国際スワップデリバティブ協会(ISDA)の法律顧問は、世界の銀行業界を代表する国際金融協会(IIF)との合意は自発的と考えられるため、CDSの売り手が買い手への支払いを求められるクレジットイベント(信用事由)に該当しないと述べた。ギリシャ国債のCDSの純取引残高は37億ドル(約2800億円)相当に上る。

 フィフス・サード・アセット・マネジメント(米オハイオ州シンシナティ)の課税債券担当責任者、デービッド・ウィスロー氏は電話インタビューで「ソブリン債市場や一部の巨大企業のCDSを今後は避けることになるだろう。政治によるソブリン債ゲームへの関与は行き過ぎだ。大き過ぎてつぶせない企業についてもその可能性がある」と警戒感を示した。

 ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)によれば、ギリシャ国債を民間で最も多く保有する銀行業界が完全なデフォルト(債務不履行)の脅しをちらつかせた要求に屈したことで、政治家や中央銀行当局者の土壇場の合意が実現した。

 ISDAの法律顧問を務めるデービッド・ジーン氏は「多くのごり押し」があったとしても合意は自発的との見解を示す。しかし、そのようなやり方は、保有する国債のリスクヘッジのためにCDSを利用する銀行に他のリスク回避手段の検討を迫る恐れがある。クレディ・アグリコルのストラテジスト、ハープリート・パーハー氏は「CDS契約の価値について非常に重大な疑念が生じるだろう」と警告している。


あとは他サイトでの書かれ方など。

■ギリシャ国債の50%減免合意、CDS市場の存在意義問う事態(ロイター)
 民間が保有するギリシャ国債の50%の元本減免(ヘアカット)で欧州連合(EU)と銀行側が合意したが、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場関係者の間では、市場の存在意義が問われる事態との声があがっている。

 通常なら国債への投資家が50%のヘアカットや債務全体の免除などに自発的に応じることはありえない。今回の合意には、強い政治的圧力があったことを示す。

 原則的には国際スワップ・デリバティブ協会(ISDA)は、このような事態はクレジットイベントと認定するに十分で、CDSの支払いが発生する。

 しかし自発的なためにイベントに該当しないとするなら、CDSのプロテクションを買う意味がなくなり、CDS市場が不要ということにもなり得る。

 スイスインベストのアンソニー・ピーターズ氏は顧客向けノートで、「今回の事態は債務不履行(デフォルト)の構成要件を再定義したようなものだ。ギリシャはデフォルトを起こしたと誰もが認識している」と指摘。その上で「ユーロ圏諸国の政府、国債が額面の価値である必要がなく、額面で償還しなくてもデフォルトとは呼ばないという前例を得たことになる」と指摘した。



■ギリシャ債務減免合意はCDS決済を引き起こさない-ISDA規則(ブルームバーグ)
  10月27日(ブルームバーグ):国際スワップデリバティブ協会(ISDA)の規則によると、ギリシャ債の保有者が50%の損失を自発的に受け入れる内容の欧州連合(EU)の合意は、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の決済を引き起こすものではない。

  ISDAはCDS決済の事由が発生したかどうかを、投資家の損失が自発的であるか強制されたものかによって判断する。欧州首脳らの27日の合意は「ギリシャと民間投資家、および全ての当事者に、自発的な債務交換をまとめることを呼び掛ける」としている。

  ギリシャ債の主な民間保有者である銀行は、コストの大きい完全なデフォルト(債務不履行)の可能性をちらつかせられ、土壇場で減免案に同意したと、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)が語った。

  銀行業界を代表する国際金融協会(IIF)も、EUが「強制的ではない」と位置付ける合意の形成に協力した。

  バークレイズ・キャピタルのアナリスト、カグダス・アクス氏は 「合意が自発的である限り、CDSの決済は起こらない」とし、自発的な債務交換であれば、「ギリシャが支払い不履行を起こすまでは決済はない」と説明した。

  ISDAのデービッド・ジーン法務顧問(ロンドン在勤)は27日、ブルームバーグテレビジョンの番組で、合意は恐らくCDS決済を引き起こさないだろうとして、幾分の「無理強い」があったとしても合意は自発的だからだと述べた。「境界付近」ではあるが、ISDAの「見解としては自発的だ」と語った。

  ギリシャ債の保証コストは27日に低下し、デフォルト確率を85%織り込んだ水準となった。26日は90%織り込んだ水準にあった。ギリシャCDSの残高は想定元本で37億ドル(約2800億円)相当。ギリシャ債の発行残高は3900億ドル。
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