へっぽこな現場から　2nd -紅の弾幕編-

• 04/29/06:29

先週、「金融商品取引法」に関する政令案・政府令案が公表され、今週月曜日には「総合取引所構想」が出て・・・

「これで、政府主導で一気に国内も金融市場の整備が進むか！」


と思ったんですが、商品先物取引を監督する農水省・経産省は反対するんですねぇ〜。案の定というべきか・・・


ネットに出ていた記事を引用すると

『政府の経済財政諮問会議は１７日、日本の金融・資本市場の競争力強化策について議論した。民間議員が、幅広い金融商品を扱える総合取引所の実現や、銀行と証券の垣根見直しなどを提言。さらに市場監視体制の整備として、証券取引等監視委員会の準司法機能の強化を求めた。ただ、総合取引所構想に関しては「証券と商品は違う」などの反対意見が出て、コンセンサスが得られなかった。


諮問会議終了後に会見した大田弘子経済財政担当相によると、総合取引所構想では、甘利明経済産業相が「商品先物で扱われている原油や金、白金は単なる資産運用の対象ではなく、資源・エネルギー戦略を支える重要な産業インフラ。証券市場とは異なる」などと反論、コンセンサスが得られなかったほか、上場商品の認可廃止でも、山本拓農林水産副大臣が「国が生産調整を行っている農産物については上場商品にすべきではない」と発言するなど、慎重な意見が出た。』


「総合取引所」を立ち上げるためには、「金融商品取引法」の改正とか、システムの統合とか、委託者保護基金とか、クリアリングハウスとか、取引の監視団体とか、もろもろの課題をクリアしていく必要があると思うんですが、「遅れている」商品先物取引サイドが拒否するっていうのはカッコ悪いよな。

• 04/19/21:01
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